コーチが価格を設定する際に考慮すべきこと
コーチングで起業するにあたって、まず最初に、集客に先駆けてしなければならないことの一つは、価格の設定です。
コーチング・サービスの価格設定のことを、サバイバルのように感じているコーチは少なくありません。
価格を安く設定しすぎても、高く設定しすぎても収益を得られなくなる可能性があるからです。
適切なバランスの価格を見つけるときに役立つ、シンプルな手順を掲載しました。
コーチング・サービスの価格設定は、まるで綱渡りです。
価格を低く設定しすぎると
価格を低く設定しすぎると、あなたの専⾨知識が過小評価されてしまい、 十分な収益を得られません。
十分な収益とは、あなたと家族が生活するのに必要な金額、というだけではありません。
あなたがクライアントを成功に導くために必要な情報を探したり、学習したり、研究するのにも資金が必要です。
つまり、価格を低くしすぎると、クライアントを満足させることができなくなります。 それがあなたの評判につながって、新規クライアントを得られなくなります。
価格を高くしすぎると
価格が⾼すぎると、クライアントが契約をためらう可能性があります。
つまり、新規のクライアントと契約できなくなり、収入が安定しなくなります。
コーチング・ビジネスを続けるには、バランスの良い価格設定が重要
価格が低すぎても、高すぎても、あなたと家族はこの世知辛い世の中で、生き延びていけなくなります。
これは私がサポートしてきたコーチのほぼ全員が直⾯した問題です。
それでは、コーチング・ビジネスでサバイバルする方法を説明していきます。
よくあるコーチの価格設定方法
Q. 「私の知識の価格はいくらでしょうか?」
あなたが長年受けてきたトレーニング、継続的な学習、現場での実践経験が、あなただけのコーチング スタイルを築き上げたのです。
つまり、知識の量や質や種類での標準的な価格はありません。クライアントを納得させるのは困難です。
なぜなら、クライアントはあなたのコーチング分野での専門知識を知らないからです。どんなにその知識を得るのが難しいか、どんなに努力が必要か理解できるのは、あなたと同じ専門家だけです。
Q. 「私のようなコーチの相場はいくらですか?」
確かに、他のコーチの料⾦を調べれば、おおよその価格がわかります。
しかし、あなたは他のコーチと全く同じコーチングをしているのでしょうか?
リンゴとオレンジの価格を比較しても、クライアントに納得してもらえません。
Q. 「時間単価を設定すればいいですか?」
時間当たりの料⾦はシンプルで、わかりやすくなります。
しかし、この価格設定方法では、あなたの目標とクライアントの目標の 両方をバランス良く価格に反映させることはできません。
Q. 「潜在的なクライアントに、私のコーチングの価値を伝えることができるでしょうか?」
第三者からの評価を伝える方法があります。例えば、お客様の声や成功事例です。
しかし、それはあくまでも、全く同じ状況のクライアントにしか響きません。
起業当初で実績が少なければ使いようがありません。
そこで、クライアント固有の問題を解決できると、確信をもたせるためにカスタマイズやパーソナライズすることが重要です。
価格設定は戦略的に行う
私がサポートしてきた多くのコーチは、 価格設定を明確に戦略的に行ったところ、 コーチングビジネスを安定させることができました。
戦略も根拠なく価格設定して、契約してくれるクライアントが現れるのを待つのは、 ギャンブルをするのに等しいです。
あなたも、戦略的に価格設定をしてください。
あなたのコーチングビジネスの成功を願っています。